ホットメルトよくある質問
ホットメルトに関連する一般的な疑問点やAPAOに関するよくある質問などをまとめました。
- ホットメルト接着剤とは
- ホットメルトの接着剤の特徴
- ホットメルト接着剤の用途
- ホットメルト接着剤の種類
- ホットメルト接着剤の粘度とは
- ホットメルト接着剤の軟化点・熱安定性
- ゴム系ホットメルトとAPAO系ホットメルトの違い
- EVA系ホットメルトとAPAO系ホットメルトの違い
ホットメルト接着剤とは?
ホットメルト接着剤とは、その名の通り「加熱(ホット)により融かして(メルト)接着させる接着剤」のことを差します。
安全かつ無公害で人や環境に優しい接着剤で、豊富な用途に手軽に使えることから、家庭用としても人気の接着剤です。
ホットメルトの接着剤の特徴
ホットメルトは、下記のような特徴が挙げられます。
・有機溶剤不使用
・高速で接着が可能
・プラスチックや金属にも対応
・電気絶縁性に優れる
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ホットメルト接着剤の用途
ホットメルトは以下のような用途に使用されています。
・ダイレクトール用封筒などのフィルム貼付(貼り直し可能)
・PE(ポリエチレン)・PP(ポリプロピレン)などの接着
・電子、電気部品の固定
・自動車の内壁剤や断熱防音防振補強材の組み立て・仮止め・接着
・食品用乾燥剤の接着
・家具組み立て
・木工・建材(サイドボードやタイル)
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ホットメルト接着剤の種類
ホットメルトは主成分によって、特性が異なり用途が変わってきます。
また、同じ材料だからと言って粘度が同じとは限りません。
ホットメルトの主な種類をご紹介します。
・EVA(エチレン酢酸ビニル)系ホットメルト
・オレフィン系ホットメルト
・ゴム系ホットメルト
・ポリアミド(ナイロン)系ホットメルト
・ポリウレタン系ホットメルト
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ホットメルトの粘度
ホットメルトには様々な種類があります。ベースとなる素材によって粘度も異なります。一般的には、1~10Pa・sの低粘度のものが多く、40Pa・sのような中粘度に属するものもあります。
ホットメルトの選定では、粘度というよりもベースとなる素材の特徴を生かす選定を行うことが多いです。
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ホットメルト接着剤の軟化点・熱安定性
ホットメルトの軟化点は80~150℃と比較的低めです。
高温にする設備などが不要なため、生産現場で使いやすい接着剤となっています。
また熱安定性が良いホットメルトは継続的に加熱しても変質しないため、ゆっくり接着作業をすることができます。逆に熱安定性が悪い接着剤は継続して加熱すると変質して接着特性が悪くなるので短時間で接着を完了する必要があります。
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ゴム系ホットメルトとAPAO系ホットメルトの違い
ゴム系ホットメルト接着剤と比較してAPAO系ホットメルト接着剤は比較的低分子量域での分子量調整が可能で、熱安定性にも優れるため、様々なマーケットニーズに適合した製品の供給が可能です。
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EVA系ホットメルトとAPAO系ホットメルトの違い
REXtac社製APAOのオープンタイムは数秒~800秒とEVAよりも幅広いので、用途に対してより柔軟に対応できます。
また、EVAよりも低比重であり、製品への軽量化や、平方メートル当たりのコスト削減に寄与します。熱安定性、耐熱性もEVAよりも優れているため、要求条件が厳しい用途にも使用されています。
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