APAO系ホットメルト接着剤とゴム系ホットメルト接着剤の違いとは?
2018.7.13
ホットメルト接着剤にも、その用途や目的に応じてさまざまなホットメルト接着剤が存在します。
REXtacで取り扱うAPAO(Amorphous Poly Alpha Olefin = 非晶性ポリαオレフィン)も、ホットメルト接着剤の原料として使用いただけます。
本記事では、一般的なゴム系ホットメルト接着剤とAPAO系ホットメルト接着剤の違いをご紹介します。
まず、ホットメルト接着剤とは?
ホットメルト接着剤とは、その名の通り「加熱(ホット)により融かして(メルト)接着させる接着剤」のことを差します。
安全かつ無公害で人や環境に優しい接着剤で、豊富な用途に手軽に使えることから、家庭用としても人気の接着剤です。
詳しくは「ホットメルト接着剤」とは?の記事をご参照ください。
APAO系ホットメルト接着剤とゴム系ホットメルト接着剤の違い
APAO系ホットメルト接着剤と、ゴム系ホットメルト接着剤の特徴について、比較をしました。
オレフィン基材との親和性
REXtac社APAO系HMAはプロピレン、あるいはプロピレンとエチレン、プロピレンとブテン-1などを共重合させた熱可塑性のオレフィン系ポリマーであり、非極性です。
そのためPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)といった非極性材料への接着性はゴム系ホットメルト接着剤よりも優れています。
熱安定性
APAO系HMAはゴム系と比較すると熱安定性に優れているため、性能が低下しにくいという性質があります。
一般組成(ポリマー/粘着付与樹脂等/oil)
APAO系HMAは粘着付与樹脂(タッキファイヤー)使用比率がゴム系よりも少ないので原料の供給安定性に優れています。
また、Oilは使用していないのでシミだしの心配がありません。
APAO系ホットメルト接着剤についてのご不明点はお問い合わせください
APAOは比較的低分子量域での分子量調整が可能で、熱安定性にも優れるため、様々なマーケットニーズに適合した製品の供給が可能です。
その用途もさまざまで、不織布、自動車、家具、樹脂改質、建築材料、電機・電子部品などの接着で使用されています。
是非一度お問い合わせください。
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